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挨拶

小学校のPTAの当番で登校時の踏切の見張り当番が定期的に回ってくる。

最初は不承不承行ったのだが、これが意外に楽しい。小学校低学年の子に 

口のまわりになにかついてるよ

と教えてあげたり
ちょっといきがった中学生の男の子に

おはよう

と声をかけるとはにかんだ挨拶が返ってきたりしてかわいらしい。
ただ残念な事は おはようと声をかけてもまったく反応を示さない子がいること。挨拶位しろよな。と言いたいけど言った事はない。しかる事でこちらの気分もダウンしそうな気がしたから。
そんな時にあるテレビ番組をみてとても納得する話しがあったので、忘れないうちに書いておく。

竹中直人の対談番組に出演したゲストの人が、映画の撮影で京都太秦の撮影所に言った時の事、撮影準備が整った時に、その現場で一番下っ端の若者が遅刻して現場に到着した。寝坊でもしたのだろう。ただいけないのはその若者は現場についても詫びをいれるわけでもなく消え入りそうになってたっている。それをみた監督が若者を呼びつけた。さぞや雷を落とされるんだろうとその人も覚悟したのだが、意外にも監督は優しく諭したという。

なあ、お前、現場に来たら挨拶位せえ。現場は忙しいから挨拶しなかったらお前がいることにだれも気がつかないぞ。お前はこの映画の役に立ちたいんじゃなかったのか?役にたちたいんだったら、挨拶をして自分がそこにいることを皆に知らせろ。

なんて思いやりのある言葉だろう。人に意見する時は感情的になるのではなく、相手の気持ちを後押しするように話せる様になりたいものだ、とつくづく思いました.

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