MENU

ピンクのライン

しばらく前になるのだけれど、知り合いの店で古本を買った。

ヨーロッパの女性がマサイ族の男性と結婚しマサイの村で暮らす話。この本を古本として出品した人の推薦文もついている。アフリカに嫁いだドイツ女性の運命やいかに!?
きっとマサイ族の生活や風習など興味深い本に違いない。

アフリカを旅した女性が一目惚れしたマサイの男性が忘れられず、ヨーロッパの生活をすてアフリカに渡る。運命の再会。マサイの村で暮らす事を決意。
読み進むと、ピンクの蛍光ペンでラインが引かれていた。2人がはじめてセックスするシーンが事細かに書かれている。読み進むとまたピンクのラインがそこここにある。それがすべて執拗なまでに本筋とはあまり関係ないと思われるセックス描写のシーン。この本を読んで、あえてラインを引くのがこのシーンなのか。

結局さほど面白くもない男女のいざこざの話だったので、途中で読むのをやめてしまったのだが、さて困った。この本をどうしよう。もういらないけど、この本を人に渡したら僕がピンクのラインを引いたと思われる可能性が大である。捨てるのもはばかれた本は本棚の奥に押し込まれたままだ。もしぽっくりいって、遺品整理でこの本がでてきたら恥ずかしいな。

前回のブログの古本つながりで思い出したので書きました。あの本どうにかしないと。

欲しい方がいればご連絡ください。

目次
閉じる