大晦日の午後。
残っていた仕事をどうにか終えて、机周りを整理しお手製の神棚の水を変えて一礼、なんとか今年も無事社員一同一年過ごすことができました。ありがたいことですと心の中で感謝し、振り向くと窓の外には冬晴れの空が夕刻の気配を漂わせはじめている。
さ、帰らなくては、子供たちも待っていることだろうよ。
シャッターを閉めて駐車場に向かうと足下に何やら転がっている。
…….
うんこ!?
バナナ程の太さのうんこ都合5本。
うーーーん…….
見なかったことにしよう。
そのまま車のドアを開け乗り込もうとして振り返る。
このままだと我らがチャハットショップは一年の計たる元旦にうんこを鼻先に迎えることになる。そして仕事初めの頃には人々に踏まれたうんこがせんべい状となりアスファルトにこびりついて手におえないことになっているであろうよ。
ええい ままよ。
踵を返し一度閉めたシャッターを開け、トイレットペーパーをぐるぐる取り出して息を止めてうんこをつかみ便所にダッシュ!
流しましたこの私。
普段は決してでしゃばらず、常に人に手柄を譲るような私ですがこのことだけは自分で自分をほめてあげたい。そして人にもほめてほしい。一年の最後に、汝おごる事なかれ謙虚たれという神様の思し召しがきっとあのうんこだったのでしょうな。
帰宅、夕飯食べて、どのテレビ番組をみるかで小学校低学年の子供と大げんかして7時半にはふて寝しました。