児童、幼児が被害者の事件が後を絶たない。僕が子供の時分であれば今年の十大ニュースのトップを飾りそうな事件が毎週起こっているのだけれども、悲しい事にあまりの事件の多さに僕の心も不感症になって1月前あれほど心を痛めた事件を思い出せない。
子供の時、なんで大人は毎日同じ事を言うのだろう、意味ないじゃんと思っていた言葉を毎朝子供にかける “いってらっしゃい 気をつけろよ”きっとうちの 子供も聞き流しているのだろうけど、言い忘れた朝はなんか落ち着かない。だから毎日同じ言葉をかける。そんな話を大工のいんちゃりとしていた。いんちゃり はチャハットの店舗や僕の自宅の改装をしてもらったり何かというと相談をする大工で3人の娘の父親で子煩悩な男であるのだが、ごく普通の小学生からみると 警戒心を抱かずには行かない風体のようで、いつもの調子で通りがかりの小学生に声をかけたら警報ブザーをならされ、またある時下校中の知り合いの小学生に ちょっかいだしたら一緒にいた小学生がやはり警報ブザーのヒモを握りしめたので、お願い 引っ張らないで おじさんは知り合いなんだから なっ! と危う く何を逃れたことがあるのだそうだ。幸いなことにどこから見てもジェントルメンの僕はそのような経験はないのだけれど、学校で知らない人に挨拶されたら 無視しなさいと教えている現代が悲しい。そんな学校の教えに真っ向から反論できない。