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2005年1月30日

先日、タンスに入りきらずおうじょうしている洋服の整理をした。
長いこと着ていないものはもったいないけど大胆に処分することにした。家族四人分でゴミ袋3袋ほどになり資源ゴミ回収日の早朝にゴミステーションに出しにいった。

朝食後、犬の散歩でゴミステーションを通りかかるとどこかのおばさんが6,7袋ほど出されている古着の袋を開けて中身を吟味しているではないか。いくら捨てたものとはいえ、プライベートを覗かれているようであまり気分のよいものではない。かといって
「おばさん、袋を開けるのはやめてくれ」
とも言うのもなんだし、ちょっと横目で睨んだだけでそのまま犬の散歩を続けた。

冬とはいえ日差しはのどけく、しばらく歩くと体もすっかりあったまり、犬はすれ違う犬のお尻の臭いを熱心に嗅ぎまくり、先程のことなどすっかり忘れていつものコースを1周してくだんのゴミ収集場にもどるとおばさんの姿はすでになく、おや、 ゴミ袋が減っている。おばさんが持ち帰ったらしい。

なんだかなー。もともとリサイクルで出しているからいいのだけど、近所の人に持ってかれるというのもなんだかなー、などとごちながらよくみると取り残されているのは、僕が出した3袋だけではないか。

んー!どういうことでしょう?なにかうちの古着がお気に召さなかったのでしょうか? よく見てくれれば結構よいものもはいっているんじゃないかなーと思うのですが。

されどゴミステーションには人気はなく、残されたのはゆるやかな敗北感であった

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