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105円の幸せと憂鬱

 

家のすぐ近所にブックオフができたので冷やかしに寄ってみた。

CD、DVD 中古のくせに、思っていたよりも高い。
この値段ならいらないな。いい商売してやがるぜ。
最後に単行本のコーナー に立寄り、気になる本を何気に手に取り値段をみてビックリ 105円。
しかもあの本もこの本も全部105円。

興奮に我を忘れ、気になる本を次々かごにいれる。普段なら本屋で単行本はよっぽど気に入らない限りなかなか買わない。文庫本で我慢。だけど105円なら気にはなるけど買うには至らない本も買える。これはたまらない。あれも欲しい。これも欲しい。
とりあえず自制して8冊購入。トータル840円の幸せ。

今後、何か読みたくなったら本屋に行く前にこの店に来ちゃうだろうな。近いしそして何より安い。そして本屋で単行本を買う機会はよっぽどでない限り減るだろう。でも、皆、本屋で単行本を買わなくなったら巡り巡って将来は古本屋にも単行本がなくなってしまうのではないだろうか?なにしろ1冊105円なんて値段だから、単行本の人気がないのは間違いない。

嬉しいのだけれど、なんだか寂しい気持ちで帰宅した。

本屋がやっぱり好きだ。

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