ネパールのカトマンズでは毎日停電があります。
ひどいときでは一日4時間から6時間。
停電の時間ではありません。電気が来る時間です。
地域によって、電気が来る時間の予定表が配られます。
大抵昼に数時間、夜に数時間です。 だから大きな工場などは大抵、ディーセルエンジンの発電機を持っていて停電に備えています。ただ、とても燃料代がかかるので、チャハットが革のバッグを作っている工場などでは、滅多に発電機をまわしません。
ちょうど、この前僕がカトマンズに行ったのも、乾期の時期で1日4時間くらいしか電気が来ない時でした。ホテルから工場に電話すると、明日は12時から電気が来るのでその時間に合わせて来てくれとのことでした。
翌日、タクシーに乗り工場に丁度12時くらいに到着すると、工場の人達に暖かく迎えられました。半年ぶりでしょうか。
お前の好きな モモ(ネパールの餃子)を お昼に注文しているからあとで食べよう
ありがとう でもその前に作業しているところをみせてよ電気が来ている時間はとても貴重です。早速案内してもらう事にしました。
工場に入ると、作業員がみんなで、はさみで革をちょきちょき切っていました。
やあ久しぶり みんな笑顔です。電動ミシンは静かに傍らで出番を待っていました。
お前の好きな モモ(ネパールの餃子)を お昼に注文しているからあとで食べよう
ありがとう でもその前に作業しているところをみせてよ電気が来ている時間はとても貴重です。早速案内してもらう事にしました。
工場に入ると、作業員がみんなで、はさみで革をちょきちょき切っていました。
やあ久しぶり みんな笑顔です。電動ミシンは静かに傍らで出番を待っていました。
しばらくして 大竹モモが届いたぞ 食堂でランチにしよう
社長さんが僕を呼びに来ました。
すると、ぞろぞろと作業員も移動を始めます。
結局食堂で全員でお昼を食べました。
今は貴重な電気が来てる時間 何度その言葉がでかかったかわかりません。
とにかく電力がないから仕事ができない。バッグが思う様に作れない。電力さえあれば。
その言葉を今まで何度聞いた事でしょう。
しばらくして、電力供給は途絶え、村には子供達の笑い声が響きわたります。