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2004年5月3日

去年のクリスマス、それとなく息子にサンタさんからのクリスマスプレゼントは何がいいのか聞くとプレイステーションなどとちょこざいにもいうではないか。
「いくらするのか分かっているのか」という言葉は奥歯で噛み潰し、奥さんと協議の結果大奮発、プレーステーションをヤマダ電器で購入。イブの深夜に枕元にそっとおいたのであった。
夜更けに息子と娘が目を覚ましたらしく大興奮、窓をあけてサンタさんに二人でお礼を叫んでいるのを聞いて、高価な買い物ではあったが、まあよかったではないかと眠りについたのであった。

翌朝、近所のヤマダ電器の包装紙にも疑問をいだかずに早速遊ぼうとする息子に、1日1時間しかテレビゲームはしてはならんと約束させたまではよかったのだが、数日もすると、もともと外で遊ぶことが大好きな息子はプレーステーションには見向きもしなくなり、数ヶ月経った頃には本棚の端におかれ、ブックエンドとしての役割を与えられているホコリにまみれたプレーステーション。
「たまにはテレビゲームで遊びなさい」
と促すも、かえってくるのは生返事。
業をにやし「いくらしたのかわかってんのか!」という叫びをあやうく飲み込んだ僕なのであった。

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